リスが闘う理由、それは「SSA」のため

なぜリスはこのように本来「天敵」であるはずのヘビと戯れていたのでしょうか?
実はリスにはヘビに立ち向かう習性があります。例外的にリスがヘビを捕食することもあるようですが、基本的はヘビを「食用」としているわけではありません。
実はこの行動には「SSA(Snake-Scent Application)」といった名前が付けられており、これがリスの「自己防衛」のための行動であることが知られています。すなわち、リスはSSAを行うことによりヘビの臭いを体になすりつけ、ヘビから襲われにくくしようとしているのです。実際にSSAによりヘビに「擬臭」したリスが、ヘビからの襲撃を受けにくくなることが分かっています。
「ヘビから襲われないため」に「ヘビを襲う」リス。ことわざに置き換えれば「虎穴に入らずんば虎子を得ず」といったところでしょうか。動物界においても「リスク」と「リターン」の大きさは比例しているようです。
via: boingboing / translated & text by なかしー