■リフレーミングは「逃げ」につながる?
このような方法でストレスから目を背けることで、実際に不安が解消されていくのであれば、リフレーミングには素晴らしい効果があるといえます。
しかし、目の前の課題と闘うことを放棄するこの手法は、ある意味「逃げ」ともいえるものであり、長期的に見れば本質的な問題の解決になっていないといった場合があるのも事実です。
所得の低い人が自分のシチュエーションをポジティブにとらえるクセをつけてしまえば、所得の格差は広がっていく一方となってしまいます。
リフレーミングは、大した問題ではなかったり、自分の努力ではどうしようもないことには非常に有効活用できそうです。しかし、リフレーミングに「限界」があることも確か。本当に求められるものは、「現実に直面する努力が必要かどうか」を見極める観察眼なのでしょう。
referenced: treehugger / written by なかしー