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未知の生態!? ほぼ酸素ゼロの深海で魚の群れが発見される (2/2)

2019.01.21 21:01:44 Monday

前ページ圧倒的な低酸素濃度

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なぜ「極限エリア」で生きていけるのか?

なぜ魚たちがそのような厳しい条件下において繁栄することができるのか、詳しいことは分かっていません。しかし「cusk eels」と「lollipop sharks」の両者が「鮮やかな赤いえら」を含んだ大きな頭の持ち主であり、それがわずかな酸素を吸収するために一役買っていることが考えられます。

さらに、それらの魚は体長が「30センチメートル以下」と小さく、柔らかくて弱々しい体を細く脆い骨が支えています。こうした特徴もすべて、彼らが無駄なエネルギーを浪費しないように設計されていると考えられるのです。

また、彼らがこのような極限の環境に住み着いた理由としては、「食べ物を探す」ため、あるいは「捕食者から逃れるため」といったものが考えられます。いくつかの低酸素エリアにおいて、研究者たちはカタツムリやヒトデやウミエラが海底にいることを確認しましたが、この「最も酸素濃度が低いエリア」の海底はまるで荒廃した月面のようであり、どんな小さな無脊椎動物でさえも生息は難しいことが分かります。

バリー氏は、「またすぐにカリフォルニア湾へと戻り、そうした疑問の解決に取り組みたい」と語り、さらなる研究に対して意欲を燃やしています。

新種の「幽霊魚」が海底8065mで3種見つかる

reference: phys.org / written by なかしー

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