赤道から遠いほど感染率アップ⁈
研究主任のケイレイ・チャルコフスキー氏は「感染はネコだけ問題ではなく、ネコを媒介にして飼い主にも伝染する危険性がある」と指摘します。
しかも、研究データを見てみると、赤道から離れている地域に住むネコほど、寄生虫やウイルスに感染しやすくなるという事実が発見されました。
緯度が1度(約111キロ)上がるにしたがって、ネコの感染率も4%上昇します。
ふつう、赤道付近の熱帯地方の方が害虫も豊富で寄生虫に感染しやすそうですが、真実はまったく逆でした。
また、ネコへの感染ルートは、土や他の猫との接触、あるいは捕食対象とするネズミや小鳥への接触など、数え上げるとキリがありません。
さらに、一度外に出る楽しみを覚えたネコを家に閉じ込めるのは容易ではないでしょう。
では実際のところ、「室内で飼う派」と「外に出す派」ではどちらが得策なのでしょうか。