5. 下水管ロボット
普段トイレを流すとき、下水管でどんなことが起こっているのか考えることはあまりないだろう。
下水管の詰まりは世界中の街で大きな問題となっている。そのため、下水管の点検やメンテナンスは必須なのだが、人が直接トンネルの中を這って掃除するわけにはいかない。
重さ8kgでゴム製の車輪が6つ搭載されている小型ロボットがある。開発者は福岡県にある石川鉄工所の石川清光氏。
ロボットをリモコンで遠隔操作して下水管の中を進むのだが、円形パイプ上でも安定して走行できるようタイヤがへの字型に設置されている。そして搭載されているカメラで故障している箇所や詰まっている箇所を探索するのだ。