今日は何の日?
今日5月31日は、19歳という若さで夭折した稀代の天才数学者ガロアの命日だ。
彼の死因は、病死でも自殺でもない。なんと、恋人を掛けた銃の決闘で死んだのだ。
さらに彼は決闘の前夜、それまでに考えていた数学のアイデアをまとめ友人に託している。
それこそが「ガロア理論」と呼ばれる、数学の群論という分野に関わる非常に重要な理論だった。
相対性理論も量子力学も、ガロア理論がなくては語れない。そして、数学界の超難問とされてきたフェルマーの最終定理の証明についても重要な鍵を握っている。
そう、彼は20歳前に亡くなりながら、未だに科学・数学の世界に多大な影響を与え続けている人物なのだ。
まるで「なろう小説」の主人公並みに設定盛り過ぎなガロアについて、彼の命日を偲んで振り返ってみよう。
彼のドラマチックな人生を知れば、意味はわからなくても数学が好きになるかもしれない。