様々なファクターを考慮に
被験者は全員がMRIによる心臓のスキャンと、赤外線による脈波のテストを経たが、その結果は被験者の年齢や体重、喫煙ステータスといった要素を考慮に入れても変わることがなかった。
研究をおこなったケネス・ファング博士は、「世界的に広く愛されているコーヒーですが、一貫しない研究結果のせいで飲む気が失せてしまった人もいるでしょう。因果関係が証明されたわけではありませんが、この研究では以前の研究が示していたような動脈に対する悪い影響がないことが示唆されています」と語っている。
今後まだまだ新たな研究が出てくることが予想されるが、とりあえずはコーヒーを敬遠しなくてもよさそうだ。さすがに1日25杯を口にするツワモノは多くはないだろうが、いちおう飲んだ数をカウントして「26杯目」に手を付けるのはやめておこう。