観察に必要な機材一式
観察に必要なのは、双眼鏡と三脚、それらを接続するビノホルダーの3つ。私が実際に使用しているのは、ビクセンの双眼鏡「ASCOT 7×50(倍率7×対物レンズの口径が50ミリ)」)に、「Amazonベーシック 三脚 150cm 3段 軽量中型 3WAY雲台」、ビクセンの「双眼鏡用アクセサリー 三脚アダプター ビノホルダーH(プラスチック製)」だ。
双眼鏡にネジ穴がないタイプの場合、ベルクロ式の固定ベルトなどを使うのがよさそう。
ちなみに、三脚は低価格だと耐荷重が1.5kgほどのものが多いが、3kgくらいあるものだと、重さのある双眼鏡をのせても安定して安心だ。一眼レフのカメラをつけて、天体写真に挑戦することもできる。
ビノホルダーは、上のように三脚にセットする。
ビノホルダーのねじを、双眼鏡のネジ穴部分に入れてまわして取り付ける。
あとは木星を双眼鏡でとらえて、ピントをあわせるだけ。できれば月明りが少ないと、より見えやすくなる。
実際の見え方は、ガリレオ衛星の場合、35倍の望遠鏡、「コルキット スピカ」で見たときと似たような印象だ。
ほかには、月がクレーターでデコボコしているのはわかるし、土星が環と合体して楕円形に見え、まるい形をしていないことは確認が可能。
なお、観察したい日時のどこに木星があるのかは、国立天文台のサイト「今日のほしぞら」を使うとわかりやすい。