非水溶性・低い比重
ガソリンは水に溶けない。そして比重が0.8と1以下だが、これは水に浮く性質を表している。
ガソリン火災では、スプリンクラーが役に立たないという指摘がされているが、それはこのガソリンの性質が原因だ。
水を撒いたとしてもガソリンは水によって薄まることがなく、それどころか撒き散らされた水の上を移動しながら燃え広がっていく。引火点は低いので水が多少温度を下げたとしても火が消えたり、燃えにくくなるということもない。
水に浮く性質があるため、水の下に封じられて空気と触れなくするという状況も作ることができない。
水を撒いても、ガソリンは水の上で燃焼を続け、火の勢いを抑えるどころか広い範囲へ移動させるきっかけを作るだけになってしまうのだ。






























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