骨で勝負が決まる?

オステオカルシンの働きを詳しく調べてみると、血流を通して、脳や膵臓、筋肉、その他の臓器に影響を与えていることがわかりました。
例えば生物の持久性や速い走行を可能にさせたり、記憶力を向上させたり、グルコースを取り込んで細胞機能を高めることでメタボリズムを防いだりしているようです。
骨は物理的な衝撃から柔らかい臓器を守るだけでなく、骨由来のホルモン分泌によって危険から身を守る働きをしています。
頭蓋骨はトラウマから脳を守る働きを持っていますし、耳骨は迫り来る危険をいち早く察知して逃走を促す働きをします。こうした突然のストレスに対処するためには、やはりアドレナリンではなく丈夫な骨が必要だというわけです。
ただし、その後の戦いや逃亡が骨の折れる試練であるのは間違いありませんが…