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奇跡の実話。死ぬ運命の子供6500人を1人で救った「ニセ医者」 (3/3)

2019.10.18 Friday

前ページ「未熟児」を展示して治療費を稼ぐ

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小児医療の価値観を変革した

マーティンの活動により、アメリカの小児医療界に「保育器」の存在が大きく知れ渡るようになりました。そしてついに、マーティンが願っていたように、病院は未熟児を延命させるようになったのです。

そして1940年代初め、マーティンは保育器の展示会活動を終了しました。

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Credit:New York Public Library

こうした大きな功績にもかかわらず、当時の医師たちは彼を「単なるショーマンだ」として、プロの医療従事者とみなすことはありませんでした。

こうしてマーティンは表舞台から姿を消し、その後、1950年代に80歳で亡くなっています。そのとき、彼の懐にはわずかの財産も残されていなかったそうです。

結局、マーティンは展示を行なった十数年の間に、6500を越える未熟児たちを病院から預かり入れていました。死に際し、手元に遺産は残らなかったものの、彼は6500以上の尊い命を後に残し、この世を去っていったのです。

闇が深い。「病気」と信じ込ませた実母を殺害した娘の悲しき復讐劇の真相

reference: boredpanda / written by くらのすけ

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