3:食べ物か脳が疑う? 青い色の焼きそば
材料(約2人ぶん)
紫キャベツ(1/6)、玉ねぎ(1/4)、ピーマン(1/2)、ニンジン(1/4 ※シチューで余った一部)、ソーセージ(小10本ほど)、焼きそば用の蒸麺(1玉)、油(適量)
作り方
麺のパッケージに書いてあるように、フライパンに油をひいて、野菜と麺を炒めます。ただし麺に色をつけるため、キャベツの食感の良さよりも、色素の抽出を優先します。野菜が多いので、パッケージに書いてある量より水は少な目にしたほうが良いでしょう。
本来は野菜を先に炒めて麺をいれるときに水を入れますが、色素を出すために野菜を炒めるときに水を入れてしまいます(参考レシピ:スタイリッシュママ / cookpad)。
麺に含まれる「かん水」がアルカリ性なので、麺が青くなるのが特徴。ソースをつけると酸性になってしまうので、使いませんでした。味付けををするなら、最後に塩こしょうやごま油か、最初に炒めるときにニンニクや鷹の爪を加えて、ペペロンチーノみたいにすると良いでしょう。
できあがりの印象
良い感じに食欲の湧きにくい姿の焼きそばになりました。やはり、青い色が与えるインパクトは強いと思います。自然界には青い色の食べ物が殆どないため、脳が食べ物と認識せずに食欲が減退すると言いますよね。それを利用した、青いダイエットふりかけなんてありましたし。
それに、紫キャベツから効率的に色づけができることと、具材次第でカラフルにできることなど、コスパもいいと思います。コーンを入れると、色の対比でより青が引き立ちそうですね。
味に関しては、どうしてもよく炒めるので、柔らかめの仕上がりになります。
色はどう変わるか?
今回は味付けをしなかったので、つけ麺のようにしたらどうなるか試してみました。ソースにつけてみると、はっきりとした青色はすぐに消えて、ほんのりと青色が残ったあと、じわじわと黄色っぽくなりました。
それから、レモン汁と塩こしょうを混ぜた塩レモンだれにつけてみたところ、5分くらいたつとピンクっぽい色に変色しました。
考察とパーティメニューにするポイント
食べるときに色がすぐに変わる、というのはつけ麺ぽくするとできますが、濃い青が薄くなる感じで、狙っていたピンク色にはすぐに変化せず。また、冷めると味としてはイマイチで、やはり温かいほうが焼きそばは美味しい!
そこで、ホットプレートを使って、ワイワイ作りながら食べるのがおすすめです。作っているときに麺が青くなって驚かせたあと、「心配不要」とソースを入れて色を戻してマジックのように見せることもできますし、あらかじめ半分は塩レモンだれを入れてピンク色にして、青と2色の麺で楽しむのもいいと思います。