遺伝子レベルで野菜嫌いの人々は葉物野菜の摂取量がごくわずか
スミス氏らが被験者175名を対象に調査を行った結果、PAVのコピーを2つ持つ人々が、心臓に良いとされている葉物野菜を1日にごくわずかな量しか摂取しないことが明らかになりました。
スミス氏は、「患者さんに栄養ガイドラインを本当に守って欲しいのであれば、食品の味を考慮する必要があります」と語っています。
今後、スミス氏らの研究チームは、スパイスを使うことで苦味を隠し、遺伝子レベルで野菜嫌いの人々にとって野菜をより魅力的なものに変えることができるかどうかを探る予定です。
もちろん、味覚や趣向には遺伝子以外にもさまざまな要因があり、遺伝的に決定されるのはあくまでもその一部に過ぎません。とはいえ、遺伝と野菜嫌いの関係が示されたことは、野菜不足を打開する糸口になりそうですね。