space

「太陽の近くでは磁場がよじれている」人類史上初の太陽を間近で調査する探査機が新発見を報告 (2/2)

2019.12.07 Saturday

前ページ太陽風の複雑な挙動

<

1

2

>

太陽の周囲には塵がない

太陽系には、惑星を形成する元になった塵に満ちています。しかし、太陽の近くではこうした塵が強烈な太陽光線によってガスになり、塵のない領域が形成されるのではないかと予想されていました。

これは予想はされていても、実際に観測で確認されたことはありませんでした。「パーカー・ソーラー・プローブ」はそんな太陽近傍に塵が存在しないという証拠についても、初めて観測で確認することに成功しています

画像
宇宙塵が太陽周辺では薄くなり、塵のない領域を作っている。/Credits: NASA’s Goddard Space Flight Center/Scott Wiessinger

太陽は非常に身近な恒星でありながら、その近傍で何が起きているのか? 太陽風はどの様に宇宙空間へ吹き出しているのか? わからないことが多くあります。

まだこれは調査の中間報告に過ぎませんが、研究者たちの予想を超えた多くの発見があり、彼らを興奮させています。

今後、もっと驚くような話が飛び出してくるかもしれません。

しかし、あの太陽に近づいて調査するなんて、ロマンを感じますが想像するとなんとも恐ろしいですね。

「太陽系の未来」を映し出した天体?「伴星を持つ白色矮星」が史上初めて観測される

reference:NASA/ written by KAIN

<

1

2

>

コメントを書く

※コメントは管理者の確認後に表示されます。

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

宇宙のニュースspace news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!