2.インド・チェス村
インド・マロティチャル村は、住民のほぼ全員がチェスをプレイできることから「チェス村」と呼ばれています。
今から半世紀以上前、マロティチャル村は、アルコール中毒者で溢れ、中には不法賭博をして稼いでいる村人もいたそうです。
その後すぐに村は全面的にアルコールが禁止され、賭博も厳しく取り締められました。そこで住民たちが、飲酒や賭博の代わりとして始めたのはチェスだったのです。
チェス人気が次第に高まるにつれ、隠れて飲酒やギャンブルをしていた者も減少し、今度はチェス中毒が急増し始めます。
現在、村人たちは子供も含むほぼ全員がチェスをプレイできます。その人気ぶりは、村にあるチェス協会が、子供たちの学校のカリキュラムにチェスの授業を入れるよう要求しているほどです。