3つ目の違い:感染力
インフルエンザの感染力は、感染者1人がおよそ1.5人に広げる程度であり、結果として年間平均でアメリカ人の8%がインフルエンザにかかるとされています。
しかし新型コロナウイルスでは、1人の感染者が平均して他の2〜4人に広げているとされます。
香港大学のGabriel Leung氏は2月11日「もしこのままウイルスの感染拡大が停止しないと、世界人口の60%に感染し、5000万人が死ぬ恐れがある(死亡率が1%の場合)」と海外メディア「The Guardian」に語りました。
一方で、新型コロナウイルスは幼児の重症化はしにくいようです。
3月6日現在では、9歳未満の死亡は報告されていません。
1918年に5000万人が死んだとされる史上最大規模のインフルエンザ流行(スペイン風邪)では、幼児や20~40代の人々の死亡率が高かったとされ、大きな違いといえるでしょう。