- インフルエンザと新型コロナウイルスの比較をしてみた
- 新型コロナウイルスは感染力、重症化率、死亡率の全てがインフルエンザを遥かに上回っていた
新型コロナウイルスは世界各地で猛威を奮っていますが、インフルエンザと比べてどれほど警戒すればいいのかは初期にはわかっていませんでした。
しかし発生から数か月がたち、新型コロナウイルスはインフルエンザよりも遥かに危険だと判断できる数々の統計結果が報告され始めています。
新型コロナウイルスは感染力、重症化率、死亡率の全てにおいて通常の季節性インフルエンザを上回っていたのです。
今回は、新型コロナウイルスとインフルエンザを4つの相違点と2つの共通点から紹介します。
1つ目の違い:重症化率
インフルエンザの場合、入院するほど症状が悪化する人は感染者全体のなかでも1%ほどです。
しかし新型コロナウイルスでは感染した場合の重症化率は14%にもなります。
そのうち三分の一にあたる5%の患者は、呼吸不全、敗血症性ショック、多臓器不全を発症して極めて危険な状態に陥るとされています。
通常の季節性インフルエンザと比べると、単純計算で重症化率は14倍です。