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『ホビット』の巨竜の子孫?南アで「スマウグ・トカゲ」の新種が発見される (2/2)

2020.03.26 Thursday

前ページ見た目に反して実は大人しい?

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「スマウグ」を保護せよ!

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David Demaretによるスマウグの絵/Credit: ja.wikipedia

トールキンの説明によると、「スマウグ」の語源は、ゲルマン祖語の動詞「smúgan(穴に体を押し込む)」の過去形とのこと。

岩に体を推し込んで隠れるスマウグ・スワジカスには、ぴったりの名前でしょう。

また、他の数種のスマウグ属が発見されている「ドラケンスバーグ山脈(エスワティニの南西部に位置)」は、アフリカーンス語(インド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派)で「竜の巣くう山々」を意味します。

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スマウグ・ギガンテウス、確かに似ている?/Credit: en.wikipedia

一方、スマウグ属は、数が少なく、生息域も狭いため、絶滅の危険性が危惧されています。

もし今後、スマウグ属が、温暖化の影響で低温環境を求め、今よりさらに山頂部に移動すれば、身を隠すための岩場がなくなっていきます。

こうした穏やかな生物は、身を隠す環境があればこそ生き残れるので、このまま温暖化が加速すれば、長きにわたる進化の歴史が数十年で失われることになるでしょう。

研究チームは、今後、スマウグ属の保護活動を進めていく予定です。

なんやこいつ!?頭から泡を出して16分間潜水する奇妙なトカゲ

reference: phys.org / written by くらのすけ

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