理屈が優先されると作品の質が落ちる
今回の研究では、脳波を測定する一方で、32人のジャズ奏者が演じた作品の評価も行われました。
その結果、他者から高い評価を受けた作品は、奏者の左脳後部で、他者より大きな活動がみられました。
一方で、低い評価を受けた奏者の脳は左脳後部に加えて「理屈や論理」を担当する前頭部の活動が活発化していました。
この結果も、多くのクリエーターの直感と矛盾していないようです。
理屈や論理で作品を作っても、高い評価は得られないからです。
特に小説においては、創造性よりも理屈や論理が優先されると、作品が論文の資料のようになることが知られています。