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なぜ優秀なクリエーターほど創造力の源が右脳から左脳に変化するのか? (4/4)

2020.04.02 12:14:23 Thursday

前ページ自動化された創造性は武器である一方、呪いでもある

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一発屋で終わらないようにするには「初心者の創造性」を捨ててはならない

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熟練度を除外した場合に高評価を得たときに活性化していた部分を赤、低評価を得た時に活性化していた部分を青、で示している。全く新しい創造を行うには、初心者としての創造性が重要な役割を持っている。なお理屈が活性化していると評価がさがるのは同じだった/Credit:NeuroImage

高評価を受けた奏者は、主に左脳と中央部の脳を活性化していることは、上に述べました。

しかし、高評価を受けた奏者の多くは熟練者であり、活性化している部分は主に左脳です。そのため高評価に左脳の活性が必要との結果は、ある意味では順当と言えます。

そこで研究者は図のように、熟練度をデータから除外した場合に、高評価を得るために活性化が必要な脳部位を算出しました。

熟練度が評価関数から除外されると、今度は一転して、図のように右脳の働きの重要性が圧倒的になりました

このことは高評価を得るためには、創造の自動化による熟練を担当する左脳だけではなく、初心者としての右脳の創造性も重要であることを意味します。

「初心を忘れるな」とよく言われますが、今回、科学的にもそれが証明されました。十分に熟練化した創造性を維持しつつ、初心者の創造性(右脳の活性)を失わないことが、クリエーターとして長く生きるコツなのかもしれません。

知的な人ほどインスト音楽を好む

reference: sciencedaily / written by katsu

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