テンセグリティ構造とは
テンセグリティ(tensegrity)とは、「Tension(張力)」と「Integrity(統合)」の造語です。
一般的な構造物とは異なり、圧縮材(ブロック)が互いに接続されておらず、張力材(チェーン)とのバランスによって成立しています。
張力材には非常に細いものを使用可能なため、「宙に浮いている」ような構造物を作成できます。
テンセグリティの大きな特徴は、「少数の材料でも安定した立体が成立する」点です。そのため、剛性を維持しながら軽量化することも可能です。
また、圧縮材を組み合わせた構造物とは異なり、弾力性を持ちます。ですから、一部に力が加わったときに、構造物がたわむことで衝撃を緩和させることもできるのです。