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大気中のチリから、生命の存在できる惑星か判断する研究。 「ハビタブルゾーンが広がる可能性」 (2/3)

2020.06.21 Sunday

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赤色矮星を回る惑星

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Credit:ESO/spaceengine.org

赤色矮星(M型主系列星)は、太陽よりも小さく涼しい恒星です。

赤色矮星の周りでは、非常に星に近い領域にハビタブルゾーンができます。

主星と惑星の距離が近い場合、惑星は自転と公転の動機が起きる可能性が高くなります

自転と公転の同期(同期自転)とは、地球と月にも見られる現象で、主星に対して伴星が常に同じ面を向けている状態のことです。

これが起きた惑星では、常に光を浴び続ける面と光が当たらない面が生まれてしまい、地域によって昼と夜がロックされてしまいます

すると昼地域はどんどん暑くなり、夜地域はどんどん冷えて、結果生命の居住できない環境になってしまうのです。

このため、赤色矮星の周りではたとえハビタブルゾーンに存在する惑星を発見できても、同期自転していれば生命は存在できない環境だと考えられていました。

次ページ塵が及ぼす影響

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