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約3800年前の「世界最古のレシピ」に書かれたバビロニア料理を再現! 意外と美味しそう。 (2/2)

2020.07.02 Thursday

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バビロニア秘伝のメニュー4選

子羊のシチュー

レシピには「ラム肉を用意。水と牛脂(油)を加える。塩、ミルク、ペルシアン・シャロット(タマネギの一種)、大麦のケーキを加える。刻んだネギとニンニクをまぶす」とあります。

教授は「作り方がシンプルで、味も美味しかった。大麦のケーキ(娘のテッサが作ってくれた)を入れて崩すと、トロトロしたリッチなソースができた。トッピングに刻んだネギとニンニクをまぶしている」と記載しています。

ただし、「レシピの説明が簡潔すぎたので、時々、推測をしなければならなかった」そうです。例えば、トッピングのネギとニンニクは「炒める」という指示がなかったので、生のまま乗せています。

煮込みハンバーグのようで美味しそうですね。

トゥユー(Tuh’u)

こちらは「トゥユー」と呼ばれる、赤いソースで肉を煮込んだ一品です。

レシピには「足の肉を用意。水と牛脂を加えて、軽く焼く。塩、ビール、ニンニク、ルッコラ、コリアンダー、ペルシアン・シャロット、クミン、ビーツを混ぜる。刻んだネギとニンニク、リーキ(ネギの一種)を添える」とあります。

「これは見事なまでに風味豊かだった。もう少し煮込む時間を長くして、肉を柔らかくした方が良かったかも」と感想を述べています。

赤ワインで煮込んだフレンチのようですね。

アンワインディング

3品目は「アンワインディング(Unwinding)」と記載された料理。

レシピは「肉は不要。水と牛脂を加える。ネギ、コリアンダー、塩を好みの分量加える。ネギ、ニンニクも。サワードウ粉をまぶして焼く」とこれまた完結です。

教授は「ネギとニンニクを炒めて、サワードウ生地のパン粉とともに焼き上げた。見た目には美味しそうだが、ちょっと物足りない」といいます。

パサついたグラタンのような感じでしょうか。

エラム風スープ(Elamite Broth)

最後は羊の血を使ったスープです。

レシピは「肉は不要。水と牛脂を加える。イノンド(セリの一種)、リーキ、コリアンダー、ネギ、ニンニクを混ぜる。羊の血と同じ分量のサワーミルクを加える。料理名はZukanda」と書かれています。

しかし、教授は「これに関してはズルをした。本来なら羊の血を使うべきところをトマトソースで代用した」と述べています。それでも「濃厚な風味がクセになる美味しさ」だったそうです。

スープというよりは、たらこマヨネーズにしか見えませんね。

画像
Credit: twitterより

ラム肉やイノンドなど、日本の家庭料理には馴染みのない食材も多いですが、自炊メニューにマンネリを感じたら試してみてはいかがでしょうか。

人類の知能の爆上げしてきたのは「料理」だった可能性

reference: boredpanda / written by くらのすけ
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