バビロニア秘伝のメニュー4選
子羊のシチュー
レシピには「ラム肉を用意。水と牛脂(油)を加える。塩、ミルク、ペルシアン・シャロット(タマネギの一種)、大麦のケーキを加える。刻んだネギとニンニクをまぶす」とあります。
教授は「作り方がシンプルで、味も美味しかった。大麦のケーキ(娘のテッサが作ってくれた)を入れて崩すと、トロトロしたリッチなソースができた。トッピングに刻んだネギとニンニクをまぶしている」と記載しています。
Stew of lamb. This was simple and delicious. Crumbled in a couple of barley cakes (made by daughter Tessa), which made a rich unctuous sauce. Crushed leek and garlic topping gave it an sharp edge 2/6 pic.twitter.com/5UlPUc2plF
— Bill Sutherland (@Bill_Sutherland) June 28, 2020
ただし、「レシピの説明が簡潔すぎたので、時々、推測をしなければならなかった」そうです。例えば、トッピングのネギとニンニクは「炒める」という指示がなかったので、生のまま乗せています。
煮込みハンバーグのようで美味しそうですね。
トゥユー(Tuh’u)
こちらは「トゥユー」と呼ばれる、赤いソースで肉を煮込んだ一品です。
レシピには「足の肉を用意。水と牛脂を加えて、軽く焼く。塩、ビール、ニンニク、ルッコラ、コリアンダー、ペルシアン・シャロット、クミン、ビーツを混ぜる。刻んだネギとニンニク、リーキ(ネギの一種)を添える」とあります。
Tuh’u. Thought this looked stunning and full of flavour. Think I should have cooked a bit longer to disintegrate more 3/6 pic.twitter.com/ZTJiQE1XWl
— Bill Sutherland (@Bill_Sutherland) June 28, 2020
「これは見事なまでに風味豊かだった。もう少し煮込む時間を長くして、肉を柔らかくした方が良かったかも」と感想を述べています。
赤ワインで煮込んだフレンチのようですね。
アンワインディング
3品目は「アンワインディング(Unwinding)」と記載された料理。
レシピは「肉は不要。水と牛脂を加える。ネギ、コリアンダー、塩を好みの分量加える。ネギ、ニンニクも。サワードウ粉をまぶして焼く」とこれまた完結です。
Unwinding. Saute leek and spring onion then baked with sourdough crumbs. Looks good but bit boring. 4/6 pic.twitter.com/526GzPT4Rf
— Bill Sutherland (@Bill_Sutherland) June 28, 2020
教授は「ネギとニンニクを炒めて、サワードウ生地のパン粉とともに焼き上げた。見た目には美味しそうだが、ちょっと物足りない」といいます。
パサついたグラタンのような感じでしょうか。
エラム風スープ(Elamite Broth)
最後は羊の血を使ったスープです。
レシピは「肉は不要。水と牛脂を加える。イノンド(セリの一種)、リーキ、コリアンダー、ネギ、ニンニクを混ぜる。羊の血と同じ分量のサワーミルクを加える。料理名はZukanda」と書かれています。
Elamite Broth. OK I cheated and used tomato sauce rather than sheep’s blood. Peculiar but delicious thick flavoursome soup. 5/6 pic.twitter.com/aKGYk1vhH4
— Bill Sutherland (@Bill_Sutherland) June 28, 2020
しかし、教授は「これに関してはズルをした。本来なら羊の血を使うべきところをトマトソースで代用した」と述べています。それでも「濃厚な風味がクセになる美味しさ」だったそうです。
スープというよりは、たらこマヨネーズにしか見えませんね。
ラム肉やイノンドなど、日本の家庭料理には馴染みのない食材も多いですが、自炊メニューにマンネリを感じたら試してみてはいかがでしょうか。
最新の科学技術やおもしろ実験、不思議な生き物を通して、みなさんにワクワクする気持ちを感じてもらいたいと思っています。
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