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Credit: ja.wikipedia
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【現代初の絶滅】泳げない海水魚ハンドフィッシュが公式に「絶滅認定」される!

2020.07.06 Monday

オーストラリア南東部原産の海水魚「スムース・ハンドフィッシュ」が、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストにて、公式に「絶滅」認定されました。

現代における海水魚の絶滅認定は、これが初となったようです。

スムース・ハンドフィッシュは、全部で14種知られているハンドフィッシュの1種であり、1800年代初めに発見されました。

しかしそれ以降、乱獲、海水汚染、生息地の減少により姿を消し、残っているのは初発見時に採取された標本(上記画像)のみとなっています。

「ハンドフィッシュ」は泳げない

ハンドフィッシュの大きな特徴は、独自に発達した前ビレを使って、海底を這うように移動することです。

彼らは、浮力をコントロールするための「浮き袋(swim bladder)」を持っていないので、水中を泳ぐことができません。

そのため、手のようなヒレを用いて、ほふく前進するように歩き回ります。

泳いで採餌ができないので、頭に生えた派手なトサカを使って、エサをおびき寄せます。

残りの13種も同じオーストラリア海域に生息していますが、サイズや見た目はさまざまです。

次ページ残りの13種も絶滅の危機に

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