もう一体の「叫ぶミイラ」
実は、まったく同じ場所でもう一つ別の「叫ぶミイラ」が見つかっていました。
このミイラについては、以前の調査により、第20王朝の王子ペンタウア(BC1173〜1155)と特定されています。
ペンタウアは、実父であるラムセス3世殺害に共謀した罪で、首吊りによる自殺を強制されました。
彼の遺骸は不浄なものと見なされ、王族であるにもかかわらず、正式な防腐処理がなされず、羊の皮で巻かれただけでした。
その悲壮な最期は、ペンタウア自身の表情が物語っています。

2020.07.21 07:00:36 Tuesday
1881年、エジプトの都市ルクソールにて、古代エジプトの王墓が発見されました。
そこには、第21、22王朝時代(BC1069〜730頃)の王族のミイラが安置されており、墓荒らしから守るために隠したものと思われます。
その中に「叫ぶ女のミイラ(The Screaming Woman Mummy)」と呼ばれる、一風変わった奇妙なミイラが見つかりました。
古代エジプトのミイラは普通、来世の復活のために丁寧に安置処理されますが、この女性は断末魔の叫びを留めたような表情と固くねじれた身体のままミイラ化されていたのいたのです。
王族と思われるミイラがなぜこのような状態で安置されたのか、これまで大きな謎となっていました。
しかし、カイロ大学の最新研究により、女性は心筋梗塞に伴う激しい痙攣を起こしていたことが判明しています。
目次
実は、まったく同じ場所でもう一つ別の「叫ぶミイラ」が見つかっていました。
このミイラについては、以前の調査により、第20王朝の王子ペンタウア(BC1173〜1155)と特定されています。
ペンタウアは、実父であるラムセス3世殺害に共謀した罪で、首吊りによる自殺を強制されました。
彼の遺骸は不浄なものと見なされ、王族であるにもかかわらず、正式な防腐処理がなされず、羊の皮で巻かれただけでした。
その悲壮な最期は、ペンタウア自身の表情が物語っています。

カテゴリー覧
人気記事ランキング
Amazonお買い得品ランキング
歴史・考古学のニュースhistory archeology news
もっと見る
ミイラの中から伝説の詩人ホメロスの叙事詩『イリアス』を発見

1400年前の「姉弟の遺体」を発見ーー姉が弟を見守るような配置

2000年前の「子供のミイラ」をスキャンした結果ーー胸の上に「謎の物体」を発見

【ベンジャミン・フランクリン】七面鳥の電気調理の実験をして、自分が感電する

「人肉の忌避感が薄かった」古代中国の人肉食文化に迫る
役立つ科学情報
世界征服に必要な文明は偶然から生まれた!? ヨーロッパにだけ「銃・病原菌・鉄」が発達した理由とは
人間は「一卵性の三つ子」を生むことはできるのか
注目の科学ニュースpick up !!

ハトは楽園実験でカオスを生成していた――「ご褒美が確実」でも違う答えを試し続ける

「完全母乳」3カ月以上で、”DNAの読み方”に差が生じる

ネアンデルタールの子は現代人より「超速で成長」していたと判明