Tレックスより強い?史上最強の「カルカロドントサウリア」とは
アロサウルス上科のカルカロドントサウリア類は、地球上に存在した捕食者の中でも史上最強レベルの集団です。
その代表である「カルカロドントサウルス」は、全長12〜14メートルに達し、Tレックスと同等かそれ以上の体格とパワーを誇りました。
他にも、ギリシャ語で「暴君の巨人」を意味する「ティラノティタン」や史上最強の肉食竜に数えられる「ギガノトサウルス」などがいます。
要するに、カルカロドントサウリアは「最強遺伝子」を共有する肉食竜の集まりなのです。
その一方で、北半球で見つかったカルカロドントサウリアの化石は、白亜紀前期に限定されており、それ以前のジュラ紀には、まだ北半球で繁栄していなかったのではと考えられていました。
しかし、「ルソベナトール・サントシ」の発見により、従来の予想より2000万年前には、すでに北半球を牛耳っていたものと思われます。