水の中、空にすむありえない生き物たち
6.イリエワニ
次は、ワニ類および爬虫類の中で最大級のサイズを誇る「イリエワニ」です。
全長4〜7メートル、体重450キロにもなり、アジアとオーストラリア周辺に生息します。空腹状態になると見境いがなくなり、人や家畜を捕食するとか。
太平洋戦争中には、ビルマから撤退中の日本兵がイリエワニに襲撃され、数百人が犠牲になったと言われます。
7.ウマヅラコウモリ
こちらは、アフリカの赤道直下に生息する「ウマヅラコウモリ」です。
その名の通り、顔がウマに似ていることから命名されました。体長は20〜30センチ、翼幅は1メートルにも達するそう。
頭が大きいので、英名では「ハンマーヘッド・バット(Hammer-headed bat)」と呼ばれます。
コウモリの中では、最大級の1種です。
8.オサガメ
続いては、カメ目の中で最大種とされる「オサガメ」です。
回遊性が高いため、繁殖地は世界各地に広がりますが、サイズはどれも大きく、甲長は190センチ、体重は900キロを超えます。
手軽にペットとして飼育できる日本のカメとはケタ違いの大きさです。
9.オオサンショウウオ
こちらは、中国原産の「チュウゴクオオサンショウウオ」です。
両生類では世界最大で、全長は1メートルを超えます。写真の個体は、撮影者によると「コショウのような匂いがし、小さな子供のような鳴き声を上げる」そうです。
中国では食用にもされますが、絶滅が危惧されているため、捕獲制限や保護活動も進められています。
10.シロナガスクジラ
最後に紹介する巨大生物は、やはり「シロナガスクジラ」です。
恐竜も含め、地球上に存在したあらゆる生物の中で最大であり、これまでに全長34メートルの個体が確認されています。
画像はシロナガスクジラの頭蓋骨を写したものですが、これだけでバス一台分くらいの長さです。
もし地球外に生命体が存在しないのなら、宇宙が生み出した史上最大の生物と言えるでしょう。