撮影場所はハワイの南の深海
撮影場所はハワイの南の深海 / 撮影場所はハワイの南の深海/Credit:nautilus live . youtube
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ぽっこりお腹の「子豚イカ」は体内に”アンモニアを貯めて”深海を漂っていた

2020.08.23 Sunday

ぽっこりお腹、細い脚、引き締まったウエスト、魅惑的な小顔……

太平洋の水深1400メートルで見つかったのは「子豚イカ(Pglet Squid)」と呼ばれる10cmほどの小さなイカです。

画像でもわかるように、子豚イカは通常のスルメイカとはかなり異なる体をしています。

エンペラと言われる先端部分が極めて小さく、それでいて胴回りは巨大でぷっくりと膨らんでいるのです。

そんなかわいいお腹の中には、いったい何が入っているのでしょうか?

ぽっこりお腹の中にはアンモニアが入っている

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胴体部分には全ての内臓と一緒にアンモニア入りの袋が入っている/Credit:nautilus live . youtube

ふわふわと漂いながら生活している子豚イカのお腹には内臓の他に「アンモニア」が入った袋があります。

アンモニアは水より軽いため、体内に抱えることで浮力を調節できるのです。

子豚イカの生活場所は深海

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子豚イカの発見は1907年と言われている/Credit:nautilus live . youtube

子豚イカは若い時は海面近くに住んでいますが、成長すると水深200~1400mにかけての深海で過ごすようになります。

この深さはトワイライトゾーンと呼ばれており、太陽の光は僅かしか届きません。

次ページ子豚イカの主食は小魚やエビ

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