中性子星の衝突は過大評価されている
今回の研究結果では、中性子星の衝突が重元素の起源として過大評価されていた可能性が高いことが示されています。
しかし、中性子星の衝突が、現時点で私たちが考えているよりもはるかに頻繁に起きているということが、後に判明する可能性も否定はできません。
また、今回の研究モデルでは、観測されているよりも銀が多く、金が少ないという結果になることも判明しました。
これはなにか計算上で調整を必要とする問題が含まれていることを示唆しています。
重元素の生成方法と、私たちに見えている宇宙の観測的事実には、まだ大きな隔たりがあります。
恒星の核合成には、我々の理解していない側面がまだまだ隠されているのかもしれません。