白色矮星を周回する木星サイズのガス惑星
今回観測されたのは地球から80光年ほど離れた白色矮星「WD 1856 + 534」です。
これまで白色矮星の周りでは砕けた小惑星の欠片のようなものしか見つかっていませんでした。
しかし、この白色矮星のそばには木星サイズの巨大ガス惑星「WD 1856 b」が周回していたのです。
白色矮星は質量の多くを失ったコンパクトな星なので、「WD 1856 b」は主星の7倍も大きい惑星です。
これはトランジット法という、白色矮星の前を惑星が通過して起きる食を利用して発見されました。惑星は1.4日の周期で白色矮星を周回しています。
見た限りでは周囲に破片のようなものは確認されず、この惑星は無傷の状態だと考えられています。