「少年の顔」を正確に復元
研究チームは、3Dデジタル画像を作成するため、ミイラをCTスキャンし、過去に撮影されたX線写真と合わせて詳細なデータを取りました。
その結果、少年の年齢は3〜4歳で、ミイラ化のために脳と臓器の一部が取り除かれていることが分かっています。
また、肺組織に凝縮した残留物が見つかっており、死因が肺炎である可能性が示唆されました。
頭蓋骨はかなり幅広く、鼻筋も比較的太めで、幼児によく見られる特徴を示しています。
同チームは、皮膚の正確な厚みを再現するため、現代の3〜8歳の子供からデータを採取しました。ただし、肌と毛髪の色、髪型については肖像画に基づいて再現されています。
その結果がこちらです。