キツネ
キツネ / Credit: jp.depositphotos
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”光る放射性キツネ”で日本を攻撃?大戦中にアメリカが計画した「ファンタジア作戦」とは (4/4)

2020.10.05 Monday

前ページアメリカ市民を相手に実験

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水泡に帰した「ファンタジア作戦」

しかし最大の問題は、どうやって日本にキツネを送り込むかということでした。

その解決法として、米軍は、沿岸部でキツネを海に落とし、岸まで泳ぎ着かせるという方法を採用しました。ところが、キツネは無事に岸に泳ぎつけたものの蛍光塗料がすべて落ち、ただの濡れ狐になってしまったのです。

蛍光塗料が水で濡れ落ちてしまった
蛍光塗料が水で濡れ落ちてしまった / Credit: pixabay

また、キツネがまったく訓練されていなかったため、日本の町に解き放たれたところで、目論見通りの行動は取れなかったでしょう。戦火の激しい町を避けて、山や森に引きこもったと思われます。

結局、ファンタジア作戦は、キツネに塗った蛍光塗料とともに水の泡となりました。

もし作戦が実行され、当時の日本人が光るキツネを見たらどんな反応をしたでしょう。

米軍の予想通りキツネを悪霊と見たかもしれませんし、反対に吉兆と見て士気を高めたかもしれませんね。

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