経頭蓋磁気刺激法も併用した認知能力の向上実験
また、この実験の特殊な点として、経頭蓋磁気刺激法(英: Transcranial magnetic stimulation、以下TMS)の有用性も同時に確認されたことがあげられます。
TMSは頭蓋の表面から磁気的な刺激を与え、脳組織の活動を変化させる装置です。
なにそれこわい、と思う人もいるかもしれませんが、この装置は多くの神経症状(脳梗塞、パーキンソン症候群など)や精神症状(うつ病、幻聴など)の治療にに有効であることが示されていて、認知機能の向上にも効果が期待されています。
研究ではこのTMSの刺激を組み合わせることで、認知能力の向上ができるかについて調査されたのです。