音楽でゾクゾクするとき脳内の電気密度も本当に上がっている
音楽でゾクゾクするとき脳内の電気密度も本当に上がっている / Credit:Frontiers in Neuroscience
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音楽が「ゾクゾク感」と「鳥肌」をもたらす仕組みを解明!なぜ人類には音楽が必要なのか (3/3)

2020.11.05 Thursday

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音楽のための「先祖の機能」があるかもしれない

ネアンデルタール人の笛は4万年~5万年に作られたとされる。名前こそネアンデルタールとついているが、おそらくは人類製
ネアンデルタール人の笛は4万年~5万年に作られたとされる。名前こそネアンデルタールとついているが、おそらくは人類製 / Credot:The Archaeology News Network

今回の研究により、音楽が人間の予測能力と結びついていることが示唆されました。

どうやら人類はを発達させ高い予測力を持つ過程において、音楽鑑賞能力という意外な副産物も手に入れていたようです。

ただ研究者たちは、予測能力との関連性が音楽の全てであるとは考えていないとのこと。

私たち人間の脳が音楽に対して報酬系を作動させるのは、未知の「先祖の機能」が働いているからという可能性もあるのです。

その場合、音楽は単なる喜びを超えた、別の機能を隠し持っていることになります。

今後、研究者たちは音楽を楽しむことの古代のルーツを解き明かすために、さらなる検証をすすめていくとのこと。

身近なようで謎に満ちた「音楽」の源泉も、いつか解き明かされるかもしれませんね。

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