お酒が原因で死に至る 危険な「急性アルコール中毒」
急性アルコール中毒は、アルコール飲料に含まれるエタノールを短時間で過剰に摂取することによって引き起こされる中毒症状です。(エタノールが原因ですが、この記事ではアルコールと統一して表現します)
血中のアルコール濃度が上昇すると、脳が麻痺してしまい、意識の喪失や最悪死亡に至ります。世界では年間300万人が無茶な飲酒によって死亡していると言われています。
通常、アルコールを分解してくれるのは肝臓の働きによるもので、実に血中の90%近くをクリアにしてくれます。
この分解速度を上げる方法はなく、肝臓が代謝しきれない量のアルコールを摂取してしまった場合、現在施術することができる治療法は透析だけです。
打てる手段が少ないため、急性アルコール中毒は恐ろしいのです。
しかし、ここで新しい治療の選択肢が発見されました。それは肝臓の代わりに、肺の機能を利用するというものです。