誰しも一度は遊んだことのある、シャボン玉。
丸いシャボン玉がふわふわ浮かんでいるだけで、心が踊ったものです。でもその丸いシャボン玉、なぜ丸い球の形をしているのでしょうか知っていますか?
実は簡単なようで、ふかーい秘密があるのです。今回は、その謎について紹介します!
一般的にシャボン玉は、水と石鹸水でできています。それらを混ぜ合わせて膨らませると、シャボン玉の膜は液体なので、表面張力が働きます。
表面張力とは、液体がその表面積をできる限り小さくしようとする力のことです。その力は、液体によって異なります。シャボン玉に石鹸水を加えるのは、水だけだと表面張力が強すぎて球になる前に形を保てなくなって割れてしまい、石鹸水を入れて表面張力を弱めるためです。
この表面張力によって、表面積を小さくしようとしてシャボン玉の膜は、自らを縮めようとする力が働きます。それにより、シャボン玉内の空気に圧力が働くのです。
それと同時に、空気からもシャボン玉の膜に対して力が働きます。その力が釣り合うときに、シャボン玉の大きさがある程度決まります。
そして、同じ体積の立体の中で表面積が最小なのは球であることから、シャボン玉は球の形になるのです。
実はものすごく合理的な原理から作られていたシャボン玉。原理を知ると、つい大人でもシャボン玉を楽しみたくなってしまいますね。
via: TRIVIALS/ translated & text by ヨッシー
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