物理的な刺激を神経刺激に変換する
実験で磁力をかけると、上の図のように、右脳の運動野に操作を受けたマウスは左足の運動神経が活性化し左方向に動き、逆に左脳を操作したマウスは右方向に動きました。
この結果は、生きている動物の運動機能を磁力によって制御可能であることを示します。
またナノサイズの磁石は赤血球にも含まれている酸化鉄から作られているため、目立った毒性は生じなかったとのこと。
研究者たちはこの制御技術を、人間にも導入できると考えています。
また磁力を通した物理的な刺激で脳内の個々のニューロンを操作できるようにする技術は、医療面での応用もできるとのこと。
急速に発展する脳の制御技術には、今後も注目していきたいところです。