ホヤの変態は脱脊索動物化
今回の研究により、ホヤは物理的な刺激のみで成体に変態することが示されました。
また機械的な刺激がカルシウムイオン濃度の増加を介して、細胞内部へと伝わることも示されました。
ただ、変態は全身の改変をともなう劇的な現象であり、特にホヤの場合は脊索や脳を消滅させるといった極めて重大な変化を引き起こします。
そのためカルシウムイオン以外にも、複数の機構が存在する可能性が高いと考えられます。
研究者たちは研究成果が将来的に、食用として養殖されているホヤや、ホタテなどに付着して害を与えているホヤなどの管理に応用できると考えているようです。
またホヤの変態のメカニズムが解明されれば、私たち脊索動物の神経系の起源なども解明されるかもしれませんね。
※この記事は2021年公開の記事を再掲したものです。
これも古い記事が公開日だけ新しくなって公開されてる?
システムの不具合ですかね?