自己免疫疾患を静脈注射で治せる日が来る
今回の研究で、私たちの体には生まれつき、自己免疫疾患を取り締まる仕組みが存在することが示されました。
また、取り締まりにおいて中心的な役割を果たす「ニューリチン」は正常な免疫能力を落とさずに、有害な免疫能力だけを除去できる可能性が示されています。
研究者チームは、ニューリチンを元にした仕組みを創薬に適応することで、アレルギーをはじめとした様々な自己免疫疾患を、ニューリチンの注射だけで治療できるようになると考えています。
もし成功すれば、あらゆる自己免疫疾患が治療され、そばアレルギーの人がそばを食べられるようになったり、ひざ関節にリュウマチをかかえる人がマラソンランナーになることも可能になるでしょう。