のちにアウトブレイクが報告されたエリアと一致!
チームはまた、1万3000件以上の「肺炎」ツイートを地理的に特定し、それらがイタリアのロンバルディア、スペインのマドリード、パリを中心としたイル・ド・フランス地域など、のちにアウトブレイクが確認されたエリアに集中していることを発見しました。
さらに、「咳(空咳)」というキーワードで新たにデータセットを作成したところ、同じように、2020年2月の感染拡大の数週間に、ツイート数が明確に増加しています。

研究主任のマッシモ・リッカボーニ氏は「これはツイッターが疫病の予測ツールとして十分に機能しうることを示します。
新たな感染症が蔓延する前に、最初の兆候を突き止め、アウトブレイクの発生率が高い地域を特定できるようになる」と指摘します。
とくに現在のコロナパンデミックは、世界的に早期対処が遅れており、多くの政府が最初期の感染源を見逃していました。
リッカボーニ氏は「公衆衛生当局がソーシャルメディアも監視することで、各地域での再流行のリスクを軽減できる可能性がある」と話しています。
今後は、私たち市民の声がアウトブレイクを止める鍵となるかもしれません。