パイナップルが含む「ブロメライン」の消化力とは
パイナップルには、「ブロメライン」という非常に強力なタンパク質分解酵素が含まれています。
タンパク質分解酵素とは、簡単に言えば、食物を消化しやすいようタンパク質をより小さな状態に分解する分子のこと。
ネックレスがたくさんのビーズから成るように、タンパク質もたくさんのアミノ酸のつなぎ合わせで出来ています。
そしてネックレスをハサミで切るように、ブロメラインはタンパク質を小さく分解(消化)できるのです。
パイナップルには、茎と果肉の部分を合わせて2種のブロメラインを持っています。
どちらにもタンパク質の消化能力がありますが、茎側のブロメラインの方が消化能力は高いです。
また、ブロメラインは単一ではなく、多くの分解酵素から成るので、他のタンパク質分解酵素も強力なのです。