学校の掃除時間
私たちにとってはごく自然ですが、学校で掃除の時間を設けている国は少なく、ほとんどが清掃員を雇っています。
日本では小・中・高と昼食後に15分ほどの掃除時間があります。
このおかげで、生徒たちは清潔さを意識するようになり、自分で掃除しなければならないので、日頃から散らかしたり、汚したりすることが減っていきます。
また、クラスメイト以外の生徒や教師とも触れ合う時間なので、子供たちの社会的な成長にも繋がっているのです。
ただ、この記事に書き込まれた海外ユーザーたちのコメントでは、外国でも結構生徒の掃除はあるよ、という意見が多いようです。
トイレの手洗いタンク
日本家庭のトイレには、必ずと言っていいほど、「手洗いタンク」が備わっています。
これも世界の基準で見ると、珍しいことです。
用を足した後にすぐキレイな水で手を洗い、それがタンクに流れて、水洗用の水として使用されます。
シンプルですが、とても効率的な方法ですね。
ちなみに、トイレ専用のスリッパも日本ならではの習慣です。
海外のコメントでは、節水に良さそうという意見と、刑務所のトイレはこの形式だという意見が多いようです。
芸術的なマンホール
日本の街にはたくさんのマンホールが見かけられますが、そこには花や動物、お城といった美しい装飾が施されています。
これも日本ならではのもの。
マンホールのデザインは数千種類におよび、地域ならではのユニークな図柄が描かれています。
これは1980年代に、全国的な下水道整備を行った際、各自治体がそのPRのため始めたものです。
世界では退屈なマンホールも、日本では芸術の一つとなっています。
海外ユーザーのコメントでも、こうしたマンホールに夢中の人が多いようです。
ポケモンのマンホールを羨む書き込みや、「どうぶつの森」のマンホールはないの? といったコメントも見られます。
駐車は必ずバックで
日本では「駐車するときはパックで止め、出るときはそのまま前進する」というのが暗黙の了解となっています。
これは日本の人口密度が高く、道路や駐車スペースが狭いことから自然発生した日本ならではのルールです。
道路の広い外国では、そのまま前進して駐車することが多く、車道でも前後の車がズレて走っています。
車道の狭い日本では、ピッチリと一列になって走るのが普通です。
そのおかげで、整理整頓の能力に長けているかもしれません。
自販機がメチャクチャ多い
日本は世界で最も「自販機の密度が高い国」と言われます。
調査では、およそ23人に1台の割合で自販機があり、普通の飲料からお菓子、温かい食べ物、お酒まで何でも取りそろえています。
ここまで自販機が多い理由について、専門家は「人件費や高価な不動産のため、敷地内よりも自販機で買ったほうが安く済む」と指摘。
また「犯罪や破損行為の発生率が異常に低いため、自販機が壊される心配がないから」とされています。
自販機の多さは、日本人の温厚さの証拠でしょうか。
ホルダーが充実している
例えば、公衆トイレには、赤ちゃんを座らせられる「ベビーホルダー」がついています。
そのおかげで、両手が自由に使え、子供が逃げ出す心配も、そのことでトラブルが起きる心配もありません。
また、公共施設の前には「傘を置くホルダー」がありますが、これも日本ならでは。
さらに言うなら、ATMの横には、コップや杖を置けるホルダーもあります。
高齢者の多い日本では、こうした細かな配慮も充実しています。
店舗前の料理サンプル
日本のフードコートやレストラン街に行くと、必ず見かける料理サンプル。
本物そっくりで、食欲をそそるメニューの数々でお客さんを呼び込みますが、これも海外では馴染みのない文化です。
料理サンプルでチェックしておけば、中に入ってスムーズに注文できますし、ハズレを引くこともありません。
たまに料理サンプルの方が美味しそうに見えることもありますが…