1mlの尿から大量のマイクロRNAを抽出するデバイスが開発される

今回研究チームは、「マイクロRNA」が脳腫瘍診断のバイオマーカーになると考えました。
このマイクロRNAとは小さな核酸分子であり、血液や尿中に含まれています。
つまり尿検査から脳腫瘍を発見できる可能性があるのです。
ところが従来の分析方法では、十分な種類のマイクロRNAを集めることはできませんでした。
そこでチームは、尿中マイクロRNAを大量に取り出せる装置を開発。
新しい装置は約1億本の酸化亜鉛ナノワイヤーで構成さており、たった1mlの尿から診断可能なほど多くのマイクロRNAを抽出できます。