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どうして天の川銀河が「渦巻銀河」だとわかるの? (3/3)

2018.07.08 Sunday

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ダックテスト

私たちの銀河の形を決定できる3つ目の簡単な方法は、ダックテストを引き合いに出すことです。量子物理学者が最初に数学的に存在が予言されていた新たな量子を発見しました。その量子は検出が難しく、存在時間が短いので最も精巧な検出器でも捕らえられなかったほどです。

物理学者がやったのは、その量子が逃れた後の量子の効果、痕跡の研究です。もし痕跡が数学で予測されたのと同じ様に現れたとすれば、それは彼らが探している量子に違いありません。この手の理論的思考法を風変わりに述べたのが「ある鳥が鴨のように見え、鴨のように泳ぎ、鴨のように鳴くならば、それはたぶん鴨である」というダックテストです。

同様に、研究者達は他の渦巻銀河の特性を研究しており、塵の含有量や星の並びと速度などがわかっています。それと私たちの銀河で発見されたことを比較するのです。一見、その発見は双子の見た目のようにそっくりです。平たい円盤、ガスの摩擦、色と塵の含有量は、すべての渦巻銀河が共有している特徴と一致します。

しかし、まだ納得の行かない人たちにとって、他の、最もわかりやすい方法は、人工衛星を光の速度で銀河の外まで飛ばすことです。その人工衛星は暗闇でうろうろする天の川銀河の素敵な写真をおさめることができるでしょう。そして渦巻状であることに懐疑的な人たちもついには納得するでしょう。

残念なことに、その人工衛星が銀河の外に出るまでには1万年かかるうえ、撮った写真が我々に届くまでに更に1万年掛かります。なので、あなたがレストランで注文した食事が遅いと憤慨するなら、本当の忍耐力というものがここで試されることになります。

via:Science ABC/ translated & text by SENPAI

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