満月
満月 / Credit: Ofugutan
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今年の十五夜は「ハーベストムーン」でも、なぜ満月に名前がついたの?

2021.09.19 Sunday

ここのところ満月になるたびに「今月はストロベリームーン!」や「今日はピンクムーンを見た!」などと海外の満月の呼び方が話題になるようになりました。

そして、今月9月21日(火)十五夜にして満月です。同様に「ハーベストムーンを見よう」と話題になることでしょう。でも、そもそもこの「満月のニックネーム」って、どういう由来でついたのでしょうか?

Royal Museums Greenwich https://www.rmg.co.uk/stories/topics/what-are-names-full-moons-throughout-year 国立天文台(1) https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2021/09-topics03.html 国立天文台(2) https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/skymap.cgi

満月のニックネームは誰が考えた?

考える男性
考える男性 / credit: depositphotos

まず、1から12月の呼び方は以下のようになっています。

1月:ウルフムーン

2月:スノームーン

3月:ワームムーン

4月:ピンクムーン

5月:フラワームーン

6月:ストロベリームーン

7月:バックムーン

8月:スタージャンムーン

9月:コーンムーン(ハーベストムーン)

10月:ハンターズ・ムーン

11月:ビーバームーン

12月:コールドムーン

これら満月の名前の多くはアメリカ先住民の文化からきています。満月の名前は部族によって多少異なるものの、1年に満月が12か13回あるというのは多くの部族に共通していました。

その後、満月の名前は植民地時代のアメリカ人に採用され、大衆的な文化に組み込まれていったのだとか。

このような経緯により、もっともポピュラーなもの以外に複数の名前を持つ月もあるんですよ。先述ですと、9月がその一例ですね。

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