「食べ物を我慢する人」はジャンクフード動画を視聴時間が増加するが、視聴後に摂取量が低下する
これまで、食べ物の広告や料理番組の映像は、食欲を刺激して食べ過ぎを招くものと考えられてきました。
特に高カロリー食品の画像や動画は、ダイエット中には避けるべき誘惑だと見なされやすい存在です。
しかし心理学では、人は「食べないようにしよう」と強く意識するほど、かえってその対象を頭に思い浮かべやすくなることが知られています。
今回の研究は、まさにこの逆説的な状態に注目しました。
研究チームは、食欲を抑えようとする人が、実際にはどんな食品コンテンツを見たくなるのか、さらにその視覚的な関わりが本当に食行動に影響するのかを、3つの研究で段階的に調べました。
最初の研究では、参加者にフードブログ風の画面を見せ、健康的な料理動画と不健康な料理動画のどちらをどれだけ見るかを調べました。
ここでは、参加者が現在ダイエット中かどうかも尋ねています。
次の研究では、「ダイエット中かどうか」だけではなく、「食べ物のことを考えないようにしているか」という食欲抑制の傾向も質問紙で測定しました。
参加者は動画を自由にクリックでき、研究者はクリック数と視聴時間を記録しました。
そして3つ目の研究では、実験室で条件を操作し、視覚的な食品コンテンツが摂取行動とどう結びつくかをより直接的に調べました。
参加者の一部には、食べ物のことを考えないようにするよう指示し、別の参加者には自由に考えてよいと伝えます。
その後、健康的(低カロリー)なチョコデザート動画、または不健康(高カロリー)なチョコデザート動画を見せ、最後に出口付近のボウルから小さなチョコレートを好きなだけ取れるようにしました。
さらに、「食べたい気持ちが減ったか」「少し満たされた感じがしたか」といった質問にも答えてもらっています。
その結果、ダイエット中の人や食欲抑制の強い人ほど、不健康な食品コンテンツに強く引き寄せられる傾向がありました。
そして実験室では、食べ物を我慢していた人ほど、高カロリーのチョコ動画をよく見たあとに、実際に食べるチョコの量が少なくなる傾向が確認されました。
より詳細な結果を次項で見てみましょう。





























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