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Credit: canva
health

「週5個の卵」を食べるとアルツハイマー病のリスクが低下

2026.05.12 07:00:38 Tuesday

冷蔵庫にいつも入っている身近な食材「卵」。

朝食の目玉焼き、昼食のゆで卵、料理に混ぜ込まれた卵など、私たちは日常の中でさまざまな形で卵を食べています。

そんなありふれた食品が、年齢を重ねた脳の健康と関係しているかもしれません。

米ロマリンダ大学(LLU)の研究チームは、65歳以上の高齢者を対象に、卵の摂取量とアルツハイマー病の診断リスクとの関係を調査。

その結果、週に少なくとも5個の卵を食べていた人では、卵をまったく食べない人に比べて、アルツハイマー病と診断されるリスクが最大27%低いことが示されました。

研究の詳細は2026年4月17日付で学術誌『The Journal of Nutrition』に掲載されています。

Eating at least five eggs a week is associated with a 27 percent lower risk of Alzheimer’s https://www.psypost.org/eating-at-least-five-eggs-a-week-is-associated-with-a-27-percent-lower-risk-of-alzheimers/ Study: Egg consumption is associated with a lower risk of Alzheimer’s Disease https://news.llu.edu/research/study-egg-consumption-associated-lower-risk-alzheimers-disease
Egg Intake and the Incidence of Alzheimer’s Disease in the Adventist Health Study-2 Cohort Linked with Medicare Data https://doi.org/10.1016/j.tjnut.2026.101541

卵を食べる人ほど、アルツハイマー病リスクが低かった

アルツハイマー病は、記憶や思考能力が少しずつ損なわれていく進行性の脳疾患です。

根本的な治療法はまだ確立されていないため、発症前の予防や、リスクを下げる生活習慣への関心が高まっています。

そこで研究チームは、米国で進行中の大規模研究「アドベンチスト健康研究2」のデータを用いました。

対象となったのは、米国在住で65歳以上の約4万人です。

参加者は研究開始時に詳しい食事質問票に回答し、チームはその後、平均15.3年間にわたって追跡しました。

アルツハイマー病の診断は、メディケアの医療記録に基づいて確認されています。

研究では、スクランブルエッグ、目玉焼き、ゆで卵のように目に見える形で食べる卵だけでなく、焼き菓子や加工食品に含まれる卵も含めて評価されました。

その結果、卵を食べる人では、まったく食べない、またはほとんど食べない人に比べて、アルツハイマー病と診断されるリスクが低い傾向が見られました。

具体的には、月に1〜3回卵を食べる人ではリスクが17%低く、週に2〜4回食べる人では20%低く、週に5個以上食べる人では最大27%低くなっていました。

この関連は、年齢、性別、人種、教育歴、身体活動量、睡眠習慣、高血圧、糖尿病、心疾患などを考慮した後でも一貫していました。

つまり、卵を食べる人に見られたリスク低下は、単に「若い」「運動している」「病気が少ない」といった要因だけでは説明しきれない可能性があるのです。

次ページ卵は「脳によい栄養素」をまとめて含んでいる

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