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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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犬の認知症のサインとなる「歩き方の変化」が明らかに

2026.06.26 12:00:10 Friday

愛犬が年を取ると、寝る時間が変わったり、飼い主への反応が鈍くなったり、慣れた場所で迷ったりすることがあります。

こうした変化は「年だから仕方ない」と見過ごされがちですが、その背後には犬の認知機能低下が隠れているかもしれません。

犬にも人間の認知症に似た状態があり、これは「犬認知機能不全」または「認知機能不全症候群」と呼ばれています。

ただし、通常の老化と見分けるのは簡単ではありません。

そこで注目されたのが、犬の「歩き方」です。

米ノースカロライナ州立大学(NCSU)の研究チームは、高齢犬の前脚の歩幅が、認知機能低下と関連して短くなることを発見しました。

研究の詳細は2026年6月25日付で学術誌『Frontiers in Veterinary Science』に掲載されています。

The Subtle Physical Clue That Could Indicate Your Dog Has Dementia https://www.sciencealert.com/the-subtle-physical-clue-that-could-indicate-your-dog-has-dementia Paws for thought: Short strides might indicate doggy dementia https://www.scimex.org/newsfeed/paws-for-thought-short-strides-might-indicated-doggy-dementia
Thoracic limb stride length is associated with cognitive impairment in aging dogs https://doi.org/10.3389/fvets.2026.1814017

「前脚の歩幅」が認知機能低下と関連

の認知機能不全では、睡眠パターンの乱れ、社会的行動の変化、混乱、慣れた場所で迷うといった症状が知られています。

しかし、これらの多くは飼い主の観察や質問票に頼る部分が大きく、客観的に測りにくいという課題がありました。

今回の研究では、犬の神経老化を追跡する縦断研究に参加していたシニア犬・老齢犬88頭が対象となりました。

犬たちは、体格や犬種から推定される寿命の75%以上に達した段階で研究に登録され、約6カ月ごとに研究施設を訪れました。

各訪問では、身体検査、神経学的検査、整形外科的検査、視覚・聴覚検査、筋力検査、認知機能検査などを実施。

さらに飼い主は、犬の認知機能を評価するCADES(犬認知症スケール)や、慢性的な痛みを評価するCBPIに回答。

歩行評価では、犬を5メートルの歩行路で歩かせ、その様子を動画で記録しました。

このとき、研究者はリードを緩く持ち、声かけやおやつによる誘導は行わず、犬が自分のペースで歩くようにしています。

その結果、前脚の歩幅が、認知機能の悪化とともに短くなる傾向が見られたのです。

具体的には、CADES(犬認知症スケール)スコアが10点上昇すると、前脚の相対的な歩幅は平均で約1.2%短くなると推定されました。

一方で、後ろ脚の歩幅には、同じような明確な変化は見られませんでした。

次ページ「歩幅が短い=認知症」とは言えないが、見逃せないサイン

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