太陽の嵐を間近で撮影する
すでにパーカーソーラープローブは数回、太陽コロナへの突入を繰り返しています。
上の画像は、太陽表面から1050万kmまで接近した際に撮影された、コロナの疑似ストリームと呼ばれる構造の写真だといいます。
これは日食の際に、地球から見ることができる白く輝くコロナの構造の一部です。
太陽の磁場が作るこうした構造を、コロナ内部に入って間近で撮影することは、太陽に関するさまざまな理論の証明に役立つでしょう。
パーカーソーラープローブは、今後も太陽の周りを周回しながら、さらに接近し最終的には太陽表面から8.86太陽半径(約616万km)にまで到達する予定です。
高熱を発する太陽にこれだけ近づけるというのは、パーカーソーラープローブの優れた熱シールドの有効性を証明するだけでなく、これまでわからなかった太陽のさまざまな謎の解明につながる快挙です。
今後も、パーカーソーラープローブは太陽について驚きの報告を続けてくれるでしょう。