科学ニュースはタイトルしか読まれない
どのようにして読者たちがマウスを抜く「勘違い商法」にかかわっているのか?
研究者たちはその答えを「読者はタイトルしか読まないから」と述べています。
調査によると、SNSのユーザーのうち、頻繁に科学ニュースのタイトルをクリックして内容を見る人は全体の5%しかおらず、95%の人々にとって科学ニュースとは「ほぼタイトルだけの存在」となっています。
タイトルしか読まれない風潮が強ければ、内容で勝負する科学サイトよりも、タイトルからマウスを抜くような、刺激を重視し誤解で収益を上げるサイトのほうが、最終的な勝利者となって生き残ることになります。
実際、研究者たちが調査対象となった623本の論文を元に生成された1535件のニュース記事が調べたところ、全体の7割がタイトルから「マウス」を抜いた記事であることが示されてました。
どうやら既にSNSでは「勘違い商法」サイト同士の熾烈なシェア争いが起きているようです。